ドラギECB総裁、定例理事会後の記者会見で、貿易摩擦などを背景にユーロ圏の経済成長を巡るリスクが高まりつつあるとの認識を示した(24日)
2019-01-28
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ドラギ総裁は中国の景気の減速などによって外需が落ち込んでいる事などから「経済指標が予想より弱く、成長に関するリスクが下方に傾いた」と指摘。その一方で、ドラギ氏は「労働市場が堅調で、賃金の上昇が続いている」と述べた。又、理事会では数人の参加者から「中国の景気減速は長く続かない」との見方も示されたという。急激な景気減速の可能性はまだ低いとして、今回の定例理事会では金融政策の現状維持を決定し、政策の先行きを示す「2019年夏までは現在の金利水準を維持する」との声明文の文言も変更しなかった。