金融・経済ニュース
中国国家統計局、7-9月期のGDP発表(19日)
2018-10-22
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物価変動を除いた実質で前年同期比6.5%増。4-6月期(6.7%増)から鈍化、リーマン・ショックの影響で6.4%増まで成長率が落込んだ2009年1-3月期以来の低水準。成長率が前四半期を下回るのは2四半期連続で、米国との貿易戦争に直面する中国経済の減速基調が鮮明になった。同日発表された1-9月の経済指標によると、公共投資や企業の設備投資を反映した「固定資産投資」が前年同期比5.4%増(1-6月期6.0%増)に落込んだ。地方政府の財政悪化で低迷するインフラ投資がなかなか上向かない。個人消費の動向を示す「社会消費品小売総額」も9.3%増(同9.4%増)に留まった。インターネット通販は増加傾向が続いているものの、自動車やソマホなどの買い控えが広がっている。工業生産は6.4%増(同6.7%増)だった。