ドラギECB総裁、理事会後の記者会見で、米国とEUが一部製品の関税撤廃に向けた協議を開始する事について「良い兆候だ」と述べ、歓迎する意向を示した(26日)
2018-07-30
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ドラギ総裁は「協議の内容を評価するには早すぎる」と警戒感を示しながらも、「一般的に言えば、良い兆候だ」と述べた。一方、理事会では金融政策の現状維持を決定。年内に量的緩和政策を終え、少なくとも来年の夏までは低金利状態を継続するという姿勢を維持している。「特に世界の貿易摩擦による不確実性が顕著であるものの、ユーロ圏経済は引続き成長軌道にある」ドラギ総裁は記者会見でこのように述べた上で、「インフレ見通しの不透明感は後退している」と強調した。