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サウジのサルマン皇太子(32)は3月、皇太子就任以降初の海外歴訪で、エジプト、英、米の3カ国を相次いで訪れ、各国首脳との良好な関係をアピール
2018-04-09
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エジプトのシシ大統領との会談では、両国にまたがる巨大都市「NEOM」の開発に向け、100億㌦規模のファンドを合同で設立することで合意。
英国ではタイフーン戦闘機48機を購入する同意書に署名したほか、20億㌦以上に上る取引契約を交わした。皇太子はメイ首相のほかエリザベス女王とも面会した。又、米国のトランプ大統領は皇太子との会談で、両国が昨年締結した巨額の兵器売買を念頭に、米国人4万人の雇用創出に繋がるとし、「サウジはとても裕福な国だ」と中東随一の同盟国を持上げた。強硬な外交政策と国内の有力者の一斉逮捕、それに融和的な社会改革。これらの方針が国王就任への地ならしだとすれば、サウジは近い将来、劇的な変化を遂げる公算が大きい。「皇太子のサウジ」は、今年も要注目だ。