東商取:社長会見(8日)
2018-03-12
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①1月概況:金のボラティリティ上昇で、1日当りの出来高は前年同月比で16.4%の上昇。適温相場からの離別は本物か。残玉も50万枚台を回復し、石油スポット取引も、先月に引き続いて陸海合わせて6,000kl1を超えた。
②中期経営計画(2018-2020年度)の策定/中期経営目標は以下の3点:(1)個人投資家の参入促進・国際営業の強化などによる業績回復。(2)抜本的なコスト削減へ向けた次期売買・清算システム(2021年9月~)の検討や戦略的な手数料体系の構築など。(3)総合コモディティ市場の整備へ向けた電力先物市場開始にかかる検討、LNG・石炭先物上場に関する具体的検討など。
③受渡し違約ルールの変更:上場する商品先物の決済に関し、取引業者が偶発的に生じた現物受渡しを履行できない場合、差金決済できるよう規定を変更する。違約のルールを緩和し、証券会社系の取引業者の参入を促す狙い。主務省の承認を受けて、月内にも実施する予定。但し、故意の受渡し不履行は引続き制裁の対象にする。
④2017年度東商取検定試験結果:2月10日、国内6会場で貴金属・石油など5科目について実施。受験者356名、合格者154名、合格率43.3%。将来、年4回の実施を計画中。
⑤第2回TOCOMリアルトレードコンテスト成績発表:2月15日、2月末日時点の成績上位20名を発表/15日時点1位は利益率259.68%、28日時点では同283.90%。今回の参加者は340名、前回は225名だった。