北朝鮮のハッカー集団がイスラエル電力公社(IEC)に対し、サイバー攻撃を仕掛けていることが判明
2018-02-05
0
実際の被害は確認されていないが、同社幹部は「非常に高いレベルの攻撃」と指摘。北朝鮮は世界最先端のサイバー防御技術を保有するイスラエルへの攻撃を通じ、強固な防御を崩す方法を研究しているとみられる。イスラエルは、イランやイスラム過激派などからとみられる苛烈なサイバー攻撃にさらされ、最先端の防御法を編み出してきた。中でも、国内に17の発電施設を抱える同国最大の電力会社、IECは1日に6千回以上の攻撃を受け、防御技術は世界一とされる。北朝鮮の狙いは不明だが、専門家は「高い防御技術を持つイスラエルに攻撃を仕掛ける実戦を、攻撃能力を上げるための演習と捉えている可能性が高い」と分析する。IECの研究施設「サイバージム」の最高経営責任者、オフィル・ハソン氏は北朝鮮の攻撃について、非常に高いレベルの攻撃能力と指摘すると共に、「(日米などの)インフラに被害を与える実力がある」と危機感を示した。