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IMF報告(7日)
2017-12-11
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中国当局が「金融安定化を今年の最優先事項」としながらも、「リスクの根本問題の一部をまだ完全に解決していない」と指摘している。2011年以来となった中国金融システムの包括的評価報告書でIMFは、雇用・成長促進政策と金融リスク緩和政策との間で「激しいせめぎ合いが続いている」と表現した。
IMFが最近実施した評価には、中国の銀行33行を対象としたストレステストも含まれる。この結果、27行で高いストレスがかかった場合に必要な資本が足りていない事が明らかになった。一方で、中国の国有「4大銀行」の資本は十分と結論付けられた。IMFは、中国当局が国際的な資本規制「バーゼル3」の基準の適用を銀行資本に対し実施していると称賛しつつも、バーゼル3の基準以上の資本を上積みすることを求めた。