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欧州委員会、ユーロ圏6カ国がEU財政基準を来年破る可能性があるとの見方を示した(22日)
2017-11-27
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イタリア、フランス、ベルギーはEUが要求する水準に公的債務を減らすことができないとしている。欧州委はギリシャを除くユーロ圏加盟国の2018年予算案を分析、各国の想定がEU基準に沿っているかを審査した。
ドイツ、リトアニア、ラトビア、ルクセンブルグ、フィンランド、オランダ、エストニア、アイルランド、キプロス、マルタ、スロバキアの各国は完全、あるいは概して安定成長協定での規定に沿っているとした。各国は完全、あるいは概して安定成長協定での規定に沿っているとした。
ベルギー、イタリア、オーストリア、ポルトガル、スロベニアは基準に沿わないリスクがあるとし、フランスも同様と指摘した。協定での基準はGDP比で財政赤字を3%以下、公的債務を60%以下とするよう求め、景気の影響を勘案しないベースでの財政均衡・黒字化を求めている。