金融・経済ニュース
内閣府発表、2017年7-9月期国民所得統計1次速報(15日)
2017-11-20
0

実質GDPは前期比0.3%増、年率換算1.4%増と、7四半期連続のプラス成長となった。7四半期連続の成長は99年4-6月期からの8四半期連続以来、16年ぶり。ロイター予測の年率1.3%増に沿う結果となった。
内需が牽引役だった4-6月期と異なり、外需が全体を押上げた。内閣府幹部は「均してみれば緩やかな回復」とみている。ただ、企業収益が強い割に賃金の伸びが弱く、消費や内需全体の力強さに欠ける面が大きいとしている。
8日発表の9月景気動向指数により、現在は「いざなぎ景気」(1965年11月から1970年7月)を超えて戦後2番目に長い景気拡大局面となったが、「戦後最長記録は73カ月の「いざなみ景気」(2002年1月から2008年2月)であり、その記録を抜くには、現在の2012年11月の谷を起点として74カ月目となる2019年1月まで景気拡大局面の継続が必要となる。