日米経済対話の第2回会合開催、ワシントン(16日)
2017-10-23
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麻生副総理とペンス副大統領が通商問題や経済協力について協議、成果文書を取りまとめた。今回の会合で両政府は米国のLNG(液化天然ガス)のアジア向け輸出拡大など、日米の経済協力を中心とした成果文書を取りまとめた。一方で日本が5月に発動した、冷凍牛肉のセーフガード(緊急輸入制限)の解除をめぐる議論については意見の隔たりが大きく、先送りした。尚、日本政府同行筋によると、会合後に発表した成果文書はFTAには触れられなかったが、ペンス氏から日米自由貿易協定(FTA)の交渉開始に強い関心が示された、とのこと。一方、日本は貿易に関して、麻生副総理がTPPの意義を説明した。米国のTPP復帰を求める日本は、日米のFTA交渉入りに慎重な立場だ。