習近平総書記（国家主席）が、政権1期目の総括と今後5年間の方針を示す党中央委員会報告（政治報告）を行った。習氏は報告で、政権１期目を「極めて優れた5年間で、改革開放と社会主義近代化の建設で歴史的な成果を収めた」と総括。内政面では、6千万人以上が貧困から脱却、「虎（大物）もハエ（小物）もたたく反腐敗の初期目標を実現した」、反腐敗闘争を成果として挙げた。外交分野では、自らが提唱した「中国の特色ある大国外交」を全面的に推進したと強調。具体的には、巨大経済圏構想「一帯一路」や、中国主導で設立したアジアインフラ投資銀行（AIIB）を例に挙げ、「中国は国際的な影響力や感化力を一層高め、世界の平和と発展に貢献した」と評価した。