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イエレンFRB議長、ワシントンで講演(20日)
2017-10-23
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リーマン・ショック後に実施した量的金融緩和策を再び導入する状況に直面する可能性が「不快なほど高い」と警告した。景気に中立的な政策金利の水準が低くなっているため、ゼロ金利に戻る事態も想定すべきだと訴えた。同議長は、量的緩和など「非伝統的」な金融政策は、米国の景気回復に役立ったと分析。インフレ率はFRBが目標とする2%に「2,3年で達する」と語った。一方、景気を刺激も抑制もしない政策金利の中立的な水準は過去に比べて極めて低く、景気刺激のための利下げ余地が以前よりも小さくなっていると指摘した。